本稿では、冷戰の終駕期における分斷國家――ドイツと朝鮮半島一―を比較分析す るための予備的考察として分斷國家に適用可能な理論的分析樺組の構築を試みる。具 體的には、ケネス·ウォルツ以後の國際政治理論における「分析レベル問題Jを槪觀 した後、構造的リアリズムをユニ―クな形で繼承したバリ―·プザンの「安全保障複 合體J槪念を分斷國家の新しい認識方法として導入する可能性を檢討する。