18.97.14.85
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Candidate
ネ―ション認識にみる「民族改良主義」
손정권
일본근대학연구 vol. 20 157-174(18pages)
UCI I410-ECN-0102-2012-830-002992677

本稿は、開化から植民地朝鮮に至るまで、朝鮮社會が認識していくネ―ション像を檢討して、1920年代の「民族改良主義」の論理を論究している。とりわけ、「民族改良主義」の論究にあたり、獨立運動を前提とする「民族主義」の視点ではなく、ネ―ション認識を根幹とするナショナリズムの視点から、その論理を把握しようといていることに一特徵がある。なお、1920年代に展開している「民族改良主義」の論理を檢討するために、本稿では、時代を遡る逆行の方法を取り入れている。つまり、國家存亡の危機に瀕していた開化期から國家消滅の植民地朝鮮に至るまでの、時代認識を把握することによって、朝鮮社會の時代認識とネ―ション認識過程におけるメカニズムを檢證しようとしたのである。その意味で、本稿は、植民地朝鮮社會におけるナショナリズムを解明してはいないものの、それを理解するための試論としての成果は擧げている。つまり、1920年代における朝鮮國內の思想體系を、獨立運動を前提とする「民族主義」ではなく、ネ―ション認識を根幹とするナショナリズムとして把握していく方法論的轉換は、植民地朝鮮社會を貫くナショナリズムを理解するための大きな一步になったと思う。しかし、植民地という特殊狀況の下で形成されているナショナリズムであるだけに、植民地狀況を克服するために展開している論理の、全面的で且つ綿密な檢討を要するものの、本稿では、そこまで至らなかったのである。なお、この課題は、朝鮮社會の植民地史の全體像と深く關連している点でもあるので、更なる考察を要する。これらについては、今後の硏究課題としたい。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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