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Candidate
方定煥の飜譯童話と 『新譯繪入模範家庭文庫』
이정현
UCI I410-ECN-0102-2012-830-003002965

筆者は拙論「方定煥の飜譯童話と『金の船』」で、1920年代初、方定煥が童話を飜譯する際、日本の大正時代の兒童文芸誌の一つである『金の船』にどのように影響を受けたのか、どのように用いられたのかについて考察した。その『金の船』第2卷第4號には富山房の『新譯繪入模範家庭文庫』シリ―ズの廣告が揭載されているが、方定煥はおそらくこのような『金の船』の廣告を通して當時非常に評判になっていた富山房の『模範家庭文庫』の存在を知ったのではないかと、一つの可能性として推測できる。そして彼は『金の船』から『模範家庭文庫』シリ―ズに目を向け、その中の8編の童話を選び出し、つぎつぎと樣樣な國の童話を飜譯、發表していくことになる。その際彼は、『金の船』同樣、底本のスト―リ―だけではなく揷繪の轉用までも行う。それらの揷繪もまたすべてが『金の船』と同じく岡本の繪である。このように、『模範家庭文庫』シリ―ズは『金の船』と幷んで方定煥の童話飜譯の作業において大きな役割を果たす。したがって本論文は『模範家庭文庫』シリ―ズが方定煥の童話飜譯にどのように用いられたか、また、その中のどの作品が底本として用いられ飜譯されたかについて述べることを目的とする。また、彼の譯業からは、讀み物がほとんどなかった韓國の子供たちになるべく多くの童話を、樣樣な國の童話を與えようと努力し、たとえ模寫であっても揷繪をも入れ、子供たちに素敵なソンムル, 贈り物にしようとした試みがよく窺える。このような彼にとって大きな助けになったのが、『金の船』に續く『新譯繪入模範家庭文庫』シリ―ズであった。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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